独り言


先日ワクチンをうけた左腕の痒みを感じながら、朝からポケーっとスターバックススターバックスラテを飲み始めたのはつい1時間前。

ゆっくり背もたれにもたれ頭の中で色々と考え事をする。


昔のオタク友達はなにやってるんだろう。


恥ずかしいことに未だに当時からいる愚痴垢や発信力が強い人を鍵アカのリストに入れ2ヶ月に1回くらいの頻度で覗く。

決まってこんなカフェにいるとき。

要は暇。


どっかの俳優がまた炎上したんだな、とか、このオタクまだ元気だな、とか。




私は2年以上前に赤澤燈さんのオタクを辞めた。


今でもこれまた1,2ヶ月に1回はなにしてるんだろうとTwitterを覗く。

ただこれだけ。

あ、でも今度のダブステはきっと行く。ガンダムというコンテンツが好きだから。



今思い返せば赤澤さんのオタクをやったり、目移りして他の俳優さんのオタクをやったり、かと思えばまた赤澤さんに戻って。

全くもって一筋だったとは言えないオタクスタイル。

結局のところ赤澤さんを推していた期間って通算どのくらいなんだろう。多分めっちゃ短い。

我ながら優柔不断だった。

私の周りは推し一筋って人が多かったからみんなよく仲良くしてくれたなあって。

私だったらこんなヤツ無理だわって切ると思う。



そもそも入りが絶妙なタイミングだった。

私は彼が絶賛カノバレ炎上フィーバータイム中に存在を知ってオタクになった。意味がわからん。

いや、炎上してるから知ったんではなくて、

妹に半ば強制的に見せられた舞台DVDに赤澤さんがいた。

それまでは.5は薄ミュしか興味なかったし、そもそも俳優には興味がなかった。




そんな私は気がつけば赤澤さんの舞台チケットを買っていた。



初舞台は防衛部。

いきなり初舞台が防衛部とかクセ強すぎだろ。


その1週間後にはバースデーイベント。

もう既にチケット売り出されてたから、私の周りの席は後出し発表の廣瀬大介のオタクしかいなかった。


バーイベのとき、赤澤さんのオタクは9割がたスカートを穿いていて、私だけパンツスタイルで舞台俳優のオタク正装はこうなのかーーーって勉強したのは言わずもがなこの場所。

チェキ撮る時に「めっちゃ最近好きになりました!」って言ったら微かに顔歪んだのはいまだに忘れない。

そりゃそうだよな。ついこの前まで炎上してたもんな。私はただの物珍しいオタクにしか見えなかっただろう。



メサイアに行った時は

それまでのストーリーはDVDでしか知らないし、

それまで培われた物なんて何も知らない。

それなのに大千秋楽でめっちゃ号泣した。

ペーペーの私が言ったら怒られる案件だけど、本当に本当にお疲れ様でした。



男水はすごく楽しかった。

周りの友達にすごく恵まれた。

エキストラをしに長野に行った。弾丸の日帰り。

蒸し暑い大きな屋内プールで収録は行われた。

200人?300人?正確な数字は忘れたけどそのくらいの人数は募集してたのに、実際50人強くらいしかいなかった気がする。

まあど平日だったもんな。仕方ない。


休憩時間にオフの演者と普通に廊下で会ってしまうんだけど、恥ずかし&申し訳無くて俳優たちが前から歩いてきたら反対方向にダッシュしたりうつむいたり、ただの不審者だし自意識過剰。


うちわ作ったり、当時東京在住ビギナーだったからその時初めてよみうりランドも行ったし、よくテレビで見る日テレにも行った。


トレード系の物販がいっぱいあって、私と小澤のオタクと池岡のオタクで常にいたんだけど、当時赤澤さんと池岡さんのレートが.......で求:赤澤、池岡ってボードを持ったら人が群がった。解せん。

けれどそれも当時は凄く楽しかった。

他のオタクが余らせてるのを買取もしてたからいまだに家にはブロマイドが山のようにある。



こんなにも楽しかったのに男水が終わって、私は他の俳優さんに目移りした。



それから少し経って復活してゆるくオタクをしていたけど、大好きな薄ミュの舞台に立ってくれたのが嬉しくてそのまま成仏した。

それ以降赤澤さんの舞台は見ていない。





私が地元に戻ったというのもあって、もう何年もオタク友達とは会っていない。連絡を取ろうと思えば取れるけど取るほどの話も無い。

あんなにもあの時は楽しかったのに、共通の好きなコンテンツが無いとこうも絡まなくなってしまう自分のコミュニティ能力の低さが悲しくなる。

だからこそこうやって、まだ片方の手におさまるくらいしか年月が経っていないのに、思い出して1人懐かしくnoteにつらつらと書き連ねる。


連絡するすべが無い友達、顔は思い浮かぶけど名前を思い出せない人、そもそも存在を忘れている人もきっといる。

オタクにとっての友達という概念はあまりにも浅い。



来年のダブステが当たったら3年弱ぶりに赤澤さんの舞台見ることになる。

家庭に入った今、観劇して再びオタクに戻るということは無いに等しいと思うけれどとても楽しみにしている今日この頃。